自然豊かな美山は蛍も多く見られます。市内よりは少し遅く6月10日頃から。19日、お泊りのお客様と蛍狩りへ。予報では雨でしたが幸い時々ポツポツと降る程度。蒸し暑く(といっても市内のあの蒸し暑さから比べると天国)月もなく蛍が出やすい好条件。かねてから聞いていた蛍の名所へ。「私、初蛍です}と同行の一人。今年初めてという意味かと思えば「自然の中を飛んでいる蛍を見るのは生まれて初めて」だそう。三分ほど車で山の方へ行った谷あいがその場所です。飛んでます。小さな川に沿って大きな源氏蛍がフワー、フワーと灯りをともしながらたくさんいます。そこへ地元の人が車で通りがかり「こんなものまだまだ少ない、多いときは一面ほたるだらけ」と言いました。

これは昼間の写真、夜は私が写したのでは何を撮ったか判らないので。
しばらく楽しんで次のスポット、かやぶき美術館の近くへ。ここは駐在所の近くなので安心して見られますが街灯が明るすぎるのと車も結構通るので雰囲気はイマイチ。蛍の数も始めのところの方が多かったので3番目のスポットへ移動。家から歩いて6、7分由良川のほうへ行ったところ。あの熊が歩いていた赤い橋の近くです。車を徐行しながら「そろそろかなあ」と言ってたら
「いるいる!」と叫ぶ同乗者。ほんとにたくさん、それもなぜか一箇所に固まってます。後で聞くと

この柳に群がっているのだそう。昼間見ると割りにひょろっとしてますが夜は巨木のように思えました。大きなクリスマスツリーのイルミネーションのようで幻想的な雰囲気でした。そこから赤い橋の方へ歩くと私たちの周りを歓迎するかのように飛んでゆきます。一匹を手のひらで包んでみるとほんのり暖か。発電してるんですね。同行者のジャケットに一匹が留まって動きません。まるで蛍のブローチ。ほんとに何時までも留まっています。もう帰るからと言っても反応無し。とうとう手でつまんで。さよなら。
こんなに身近に楽しめるなんて美山の自然に改めて感謝。