京の出来事

梶井基次郎の小説「檸檬」で有名な寺町二条の果物店「八百卯」が1月25日で廃業しました。
4代目の方が64歳で亡くなられたからだそうですが、あらゆることが大きな資本になり、個人商店の経営が難しくなっていることもあるようです。檸檬大正14年発売の本で、私が京都に来た昭和42年当時は木造の建物でしたがその後ビルに建て代わり当時の面影はなくなっていました。主人公がレモンを置いた丸善書店も数年前になくなり、京都も変わってゆき、寂しさをかんじる今日この頃です。